2020年3月19日に開幕する令和初の春の選抜高校野球。
1月24日に出場校32校が発表されました。
春の選抜出場校の選考基準
出場校がどのように決定するのか知らない方も多いのではないでしょうか。
夏の甲子園は各都道府県1校なのでわかりやすいですが(東京、北海道は2校)春の選抜は非常にわかりにくい。
選抜出場校は大きく下記3つの枠があります。
- 一般選考枠
- 21世紀枠
- 神宮枠
選抜の出場校は32校。
記念大会は末尾5の大会が34校。末尾0の大会が36校です。
出場校は秋の秋季地区大会を参考資料として選考委員会が決定します。
秋の大会で良い成績を残したら必ず出場できる訳ではないんです。
一般枠の選考基準
一般選考は28枠をを地区ごとに割振り、秋期地区大会の成績を参考に選出されます。
★各地区出場枠★
- 北海道:1
- 東北:2
- 関東・東京:6
関東4枠、東京1枠は確定、残り1枠をどちらかから選出 - 北信越:2
- 東海:2
- 近畿:6
- 中国・四国:5
中国、四国とも2枠は確定、残り1枠をどちらかから選出 - 九州:4
基本的には秋季地区大会上位校が選出されますが、上記しましたがあくまで地区大会は参考資料。
地域性も考慮され、高野連の意向が反映されるのでツッコミどころ満載の選考がしょっちゅうあります。
例えば2枠の地区なら優勝、準優勝校で決定!とはならずに準優勝校が外されてベスト4のチームが選ばれることもあるんです。
例外はありますが基本的には同一県から3校の出場は無しという暗黙のルールも。
※平成以降で同一県3校選出は1995年の兵庫、2001年の茨城、2018年の滋賀(21世紀枠含む)がある。
21世紀枠の選考基準
21世紀枠は2001年、73回大会から設けられました。
選考基準は以下
21世紀枠はセンバツの招待大会としての特性を生かし、高校野球の模範的な姿を実践している学校を以下の基準に沿って選ぶ。
①秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上)が対象
②以下の推薦例のいずれかに当てはまる学校。
▽少数部員、自然災害など困難な環境の克服
▽学業と部活動の両立
▽数年間にわたって試合成績が良好ながら、強豪校に惜敗するなどして甲子園出場機会に恵まれていない
▽創意工夫した練習で成果を上げている
▽部外を含めた活動が他の生徒や地域に好影響を与えている。引用元:毎日新聞
まず各都道府県から1校が選ばれます。
その中から各地区9校まで絞ります。
9校の中から東日本と西日本に分けて各1校を選出。
残り1枠は地域を限定せずに選考されます。
歴代の出場校はこちらから↓
明治神宮大会枠
2003年の75回大会から採用された制度。
秋季地区大会優勝10校が開催される秋の全国大会。
出場校はすでに選抜出場が当確している為、例年あまり盛り上がらない。
優勝した高校の地区に1枠出場枠が与えられる。
2019年の神宮大会では中京大中京(愛知)が優勝したので2020年の選抜は東海が3枠に。
この恩恵で加藤学園(静岡)の初出場が決定!
春の選抜高校野球 選考基準まとめ
春の選抜は選考基準がとにかくわかりにくい!
しかも時代によって少しずつシステムが変わっていっています。
もう少しわかりやすいシステムなら夏と同じように盛り上がるかもしれませんね。
2020年はすでに出場校が決定済み。
球児達の熱い闘いに期待しましょう^ ^