近年チケットが取れないほどの盛り上がりを見せている夏の甲子園。
記念大会を除いて、例年出場できるのはたったの49校。
センバツと違い地方大会で優勝しなければ甲子園に出場できません。
しかし甲子園までの道のりには驚くべき地域格差があります。
地方大会参加校数ランキング
まずは2019年夏の大会の参加校数ランキングをご覧ください。
順位 | 都道府県 | 参加校数 |
1 | 愛知 | 188 |
2 | 神奈川 | 181 |
3 | 大阪 | 174 |
4 | 千葉 | 163 |
5 | 兵庫 | 161 |
6 | 埼玉 | 152 |
7 | 福岡 | 133 |
8 | 西東京 | 130 |
9 | 東東京 | 129 |
10 | 静岡 | 111 |
11 | 南北海道 | 105 |
12 | 茨城 | 93 |
13 | 広島 | 90 |
14 | 北北海道 | 85 |
15 | 長野 | 84 |
16 | 新潟 | 77 |
17 | 福島 | 75 |
18 | 京都 | 75 |
19 | 鹿児島 | 70 |
20 | 宮城 | 67 |
21 | 岩手 | 66 |
22 | 岐阜 |
66 |
23 | 沖縄 |
64 |
24 | 群馬 |
62 |
25 | 三重 |
62 |
26 | 栃木 |
59 |
27 | 岡山 |
59 |
28 | 山口 |
58 |
29 | 愛媛 |
58 |
30 | 熊本 |
58 |
31 | 青森 |
57 |
32 | 長崎 |
55 |
33 | 滋賀 |
49 |
34 | 宮崎 |
49 |
35 | 山形 |
48 |
36 | 富山 |
48 |
37 | 秋田 |
44 |
38 | 石川 |
44 |
39 | 大分 |
44 |
40 | 和歌山 |
39 |
41 | 島根 |
39 |
42 | 佐賀 |
39 |
43 | 奈良 |
38 |
44 | 香川 |
38 |
45 | 山梨 |
35 |
46 | 福井 |
30 |
47 | 徳島 |
30 |
48 | 高知 |
26 |
49 | 鳥取 |
23 |
地域格差の現状
最も参加校が多いのは愛知県で188校。
最も少ないのは鳥取県で23校。
両者では8倍ほどの差がついています。
何回勝てば甲子園に行ける
試合数でも2倍の差がついています。
戦術も変わってくる
試合数の差は戦術にも関わってきます。
例えば4試合なら問題なくても8試合をエース一人で投げ抜くのはかなり厳しい。
日本の猛暑と短い大会日程なら尚更です。
参加校の多い地域は選手層も厚くなければ勝ち抜くのは難しいです。
センバツは意外と平等?
参加校数の格差を考えるとセンバツの出場枠は案外平等かもしれませんね。
東北地区は6県から2校しか出場できない為、春の方が甲子園に出場しにくい
理不尽な選考には色々と問題ありですが…
地方大会参加校数ランキングから見る地域格差まとめ
参加校数に格差はあるが、少ない県が弱いかというとそうでもないのが高校野球の面白いところ。
参加校数下位10県の中でも、智弁和歌山、天理、智弁学園、明徳義塾、敦賀気比など甲子園優勝経験のある強豪校が。
ただでさえ参加校数が少ない地域に飛び抜けた強豪校があると必然的に甲子園に出場できる確率が高くなる。
結果的にいい選手が集まるという無限ループになります。
メンバーになれるかは別ですが単純に甲子園に出場したいということなら参加校数の少ない県の強豪校に入るのが甲子園への1番の近道と言えるでしょう。