
野球に限らずスポーツをやるのにお金はつきもの。
学費などは調べれば分かりますが部活の費用は入ってみないと分かりません。
親としては心配ですよね。
甲子園常連の名門高校野球部出身の僕が高校野球でかかるお金について解説します!
★この記事を読むと★
- どんなことにどのくらいお金がかかるのかが分かる
- 高校野球のお金事情がイメージできる
甲子園常連高校の野球部はお金がかかる?
今回は僕の実体験ベースでの記事になります。
学校や環境によって違ってくるので参考程度に見てくださいね。
ちなみに僕は私立高校、自宅から自転車通学、中学から硬式クラブチームでした。
野球部でかかる費用の内訳はこちら。
3年間=28か月です。
- 野球用品(個人)
- 野球用品(チーム指定)
- 部費
- 父母会費
- 遠征費
- 甲子園出場時の費用(親の旅費含む)
- 記念品等
先に結論を言うと僕の場合、野球部でかかった費用は約120万円でした。
ではどんなことにお金がかかるのか詳しく解説します。
強豪校の野球部でかかる費用
まず1年生の時にかかる初期費用は中学時に硬式クラブチームに入っていたか、軟式野球部だったかで変わります。
さすがに強豪校で高校から野球を始める人はいないと思うので中学から野球をやっている前提です。
グローブ
中学で軟式野球部だった場合は硬式用のグローブを買う必要があります。
軟式用でも絶対に使えない訳ではないのですがそのうちダメになるので素直に買った方がいいでしょう。
硬式用のグローブは平均でも4万円ぐらいはします。
オーダー品だと6万円ぐらいになります。
高いですよね^_^;
中学から硬式でも高校入学時に買ってほしいという選手は多いと思います。
ちなみに僕は中学1年生の時に買ってもらったミズノプロのグローブを卒業まで使いました。
毎日お手入れをすればちゃんと長持ちしますよ!
ブラシやタオルでしっかり汚れを落としてからクリームを塗りましょう。
ミズノプロのクリームは少しお高いですが安価なものとは使用感が全然違います♪
グローブは現在も草野球で使っていますよ。
当然何度も補修していますが。
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スパイク、アップシューズ
スパイクは平均1万5千円ぐらい。
アップシューズは平均7千円ぐらいです。
硬式、軟式関係なく中学時の物を使えるので入学時に新しくスパイクを買う必要はありません。
僕は一度も買い替えませんでした。
というのも僕の出身校ではかの有名な◯◯学園のような明確なものではありませんが付き人のようなシステムがありました。
練習の手伝いやマッサージをする担当がなんとなく決まっていくのです。
サイズ次第ですが担当の先輩や可愛がってもらった先輩からお下がりが貰えます。
僕は2学年上の先輩がが引退した時と1学年上の先輩が引退した時にスパイクとアップシューズを貰いました。
さらに春の選抜に出た時も支給されたのでむしろ余っていました。
もちろん僕も後輩に譲りましたよ。
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甲子園出場時の道具に関してはこちらの記事をご覧ください。
バット
バットはよっぽどのこだわりがない限り基本的にはチームの物を共用するので買う必要はありません。
僕は個人持ちしてる人を見たことがありません。
買う人はほとんどいないかと思いますが2万円〜3万円です。
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練習着
練習着は中学からの使い回しでOKですが消耗品なので都度購入する必要があります。
練習着は3着ぐらいあった方がいいでしょう。
どこも真っ白のユニフォームだと思います。
練習用を購入する場合は上下平均5千円ぐらいです。
アンダーシャツ:約2千円
ソックス:約1千円
ストッキング:約1千円
スライディングパンツ:約3千円
ベルト:約1千円
バッティンググローブ:約4千円
練習着は全部でざっくり1万5千円ぐらいとします。
練習着は値段もピンキリなので多少抑えることも出来ます。
1年でざっくり3万円ぐらいとします。
この辺りはざっくりとしか言えないのでご勘弁を。
約7万5千円
ユニフォーム(学校指定)
練習試合用ユニフォームは上下、帽子あわせて2万円でした。
実質二年生の秋からしか着てないのと残念ながらあまり試合にも出てないので買い替えの必要はありませんでした。
ちなみに公式戦用のユニフォームはレンタルでした。
少し珍しいかもしれません。
メンバーに入らないと着ることもできないみたいな意味があるそうです。
野球部指定のジャージもあり、上下で1万円。
グラウンドコートが1万5千円。
約4万5千円
部費
部費は1万円/月でした。
僕の出身校は3学年で100人ぐらいが基本なので部費だけで100万円/月ぐらい集まります。
28万円
父母会費
父母会費は5千円/月でした。
少し高い方かもしれません。
ちなみに父母会費は選手の試合中の飲み物や試合前の軽食、祝勝会などに使われていたそうです。
14万円
遠征費
強豪校はとにかく遠征が多いです。
本当にあらゆる地方に行って強豪校と対戦します。
僕は遠征費にすごくお金がかかっていると思っていて、ほとんど試合に出ないので親に申し訳ない気持ちで一杯でした。
しかし実際のところ遠征費はほとんど払わなかったそうです。
歴史のある強豪校は後援会がしっかりしています。
OBが出してくれる寄付金や学校の予算、部費などで遠征の予算がしっかりとれるようです。
僕のところにも未だに振込用紙が届きます。
さらに対戦相手や高野連から招待されることもあります。
何度も遠征に行きましたが、実際に遠征時にお金を徴収されたのは1回だけで4万円でした。
親も遠征費をほとんど払わなかったことにはビックリしたそうです。
僕の兄は公立高校の野球部でしたが遠征時は都度お金を徴収されていました。
基本的には都度徴収されてもっと高くつくと思っていた方がいいでしょう。
40000円
甲子園出場時の費用
ご存知の方も多いかもしれませんが甲子園出場時は選手は近隣のホテル、旅館に宿泊します。
しかしこれは高野連から補助が出るのと学校が出してくれるのでお金を払う必要はありません。
甲子園出場時は親の旅費、記念品、寄付金でお金がかかります。
多少の補助は出たそうですが僕の家族の旅費、宿泊費は約15万円でした。
ここは滞在期間、家族構成でかなり変わります。
また学校から寄付金を求められます。
これには暗黙のルールがあったようで、レギュラー10万円、ベンチ入りメンバー5万円、ベンチ外は3万円だったそうです。
記念品は親族や知人に配ったりもするのでなんだかんだ10万円ぐらいは使ったそうです。
僕の場合は春夏2回出場してるのでx2です。
いくら子供の晴れ舞台とはいえ痛い出費ですね。
60万円
3年間でかかった費用まとめ
僕の場合野球部でかかった費用は約120万円でした。
ただ甲子園出場時にかかったお金が半分ぐらいなので出場しないこと前提だと約60万円です。
私立の強豪校で60万円ならかなり少ない方なんじゃないかと思います。
僕はグローブなど高額の道具を一切買っていません。
購入したのは練習着など消耗品のみ。
野球部での費用は約120万円でしたが…
僕の出身校は入学金が50万円、授業料は60万円/年でした。
全て含めると高校3年間で約350万円かかっています。
これが寮生活だと一気に値段が上がります。
僕の友人は地方の強豪高校で寮生活でしたが寮費は6万円/月だったそうです。
寮費だけで200万円ぐらいかかっちゃいますね。
私立も授業料無償化になっていく傾向がありますが収入制限があり、まだまだ完全無償化は無理そうです。
親としてはお金で子供の夢を諦めさせるようなことはしたくないですよね。
子育て世代のみなさん、備えあれば憂い無しですよ!!
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。