2020年3月19日に開幕する令和初の春の選抜高校野球。
1月24日に出場校が発表されました。
そこで今回は初出場初優勝の偉業を達成したチームを紹介します。
初出場初優勝を成し遂げた高校は
初出場初優勝の快挙を成し遂げた高校は平成以降では2校だけです。
1995年 観音寺中央高校
オールドファンなら覚えている方も多いのではないでしょうか。
阪神大震災の直後で中止も懸念されたこの大会。
秋の香川県大会優勝、四国大会ベスト4の成績でこの年、春の選抜初出場。
真っ白なユニフォームに胸に赤で「観音寺」と校章のワンポイント。
本当に申し訳ありませんが初見では
と思っていました。
しかし1回戦で藤蔭(大分)に勝利すると東海大相模(神奈川)、星稜(石川)を次々と撃破。
準決勝の関西(岡山)にも大勝すると決勝でも銚子商(千葉)に完封勝利で見事、初出場初優勝の偉業を成し遂げた。
この大会で僕の印象に強烈に残っているのが背番号15の大森選手。
小柄な控え選手ながら大会3本塁打を放ち優勝に大きく貢献。
当時幼かった僕に体が小さくても、田舎の学校でも全国制覇できるんだと大きな希望を与えてくれました。
ちなみに観音寺中央高校はこの年の夏も甲子園に出場するも2回戦敗退。
甲子園出場はこの年だけでまさに伝説のチームなのです。
※現在は観音寺総合高校となっています。
2004年 済美高校
創部わずか3年目で初出場初優勝を成し遂げたのが済美高校(愛媛)。
秋の四国大会で優勝し、選抜初出場。
当時2年生エース福井(現東北楽天)がいたが、投手力よりも打線の破壊力が凄まじかった。
初戦こそ大勝したが2回戦から決勝まで東邦(愛知)、東北(宮城)、明徳義塾(高知)、愛工大名電(愛知)と強豪相手に全て1点差で勝利。
特に当時ダルビッシュ選手のいた東北との逆転サヨナラ勝利は伝説となっている。
この年、済美高校は夏の甲子園にも初出場し決勝まで進出。
史上初の春夏初出場初優勝を達成するかと期待されたが惜しくも駒大苫小牧(北海道)に敗戦。
夏は準優勝となった。
当時の済美高校の監督が今は亡き上甲監督。
上甲監督は1988年の選抜でも宇和島東(愛媛)の監督として初出場初優勝を飾っている。
2020年の初出場校は
2020年は初出場が5校。
- 白樺学園(北海道)
- 加藤学園(静岡)
- 鹿児島城西(鹿児島)
- 帯広農(北海道)
- 平田(島根)
初出場校が起こすミラクルに期待しましょう。
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